2017年12月23日(土曜日)
21日の木曜日は愛知県岡崎市にて開催される業者市場に参加致しました｡
(残念ではございますが､一般のお客様はご入場出来ません｡古書組合に加入しているお店のみ参加出来ます)
この業者市場の模様は､詳しく記す事が出来ませんが､ほんのさわりのみご紹介致します｡
こればっかりは､実際に加入して現地で体験しない限りは､なかなかご理解戴けませんね･･････
業者市場では､そのジャンルでまとまった冊数が出品されます｡
一冊､一冊では取引されていません｡
よく古書店で一冊100円で販売されているのを､お客様がご覧になられて､よく買ってほしいと､お電話を頂きますが､そのような本を古書店主人は求めてはいないのです｡
しっかりした金額で､よく売れる本は業者市場で人気がございます(業者市場は全てオークション制で取引されています)
逆に不人気の本の縛りが300冊ほど出品されたケースですと開始金額は500円から始まったとしても､どなたも発声されないので､どんどん値段が下がっていきます｡
｢500円！！｣
しーん･････
｢400円！！｣
しーん･････
｢300円！！｣
しーん･････
｢200円！！｣
しーん･････
｢100円！！｣
しーん･････
｢タダ！！｣
しーん･････
無料でも､どなたも引き取り手があらわれません･････
一本当たり約30冊の縛り､こちらが10本､机の上にドンと置かれて､約300冊です｡
300冊で､この有様ですので､いかに売れない本を古書店店主がお求めになられていないかご理解戴けるのでは無いでしょうか？？
立派な函入りの本ならば､これだけ定価が高いから価値があるだろうとお客様からお電話を頂く事もよくございます｡
そのような本でも､大抵のタイトルは古書店の倉庫に眠っています････
こちらも買取出来ないタイトルをざっと列挙すれば良いとも思うのですが､記したところ､よく文章をお読みになられていないお客様から｢買ってくれると書いてあった｣と首をひねりたくなるような事がございますので､買取出来る本を紹介してゆくのが望ましいと理解している次第です｡
数十年前に刊行され､みなさんがバカにして､捨ててしまったような本｡
王道から外れて､補足的な内容で定価が高い本｡
新刊書店で見かけた事もないような本｡
学術書･各種専門書･刀剣･易占いの本･東洋医学書･宗教書･クラシックカメラ･囲碁将棋･武道･一般的な読み物でも特定の作者で収集されてみえる場合･懐かしい漫画の本ほか
これらで､まとまった冊数がございましたら､是非ご相談下さい｡
一般的な読み物で特定の作者をお聞きし､在庫過多の作者の場合は買取をお断りする場合もございますので､ご了承下さい｡
本をお捨てになられる前に､お電話頂ければ幸いです｡
上記の場合はほんの一例で､高価で買取出来る本、まったく相手にされない本まで様々です｡
なるべく詳しくお教え頂ければご助言出来ますので､まずはご相談下さい｡